std研究進展と目の感染クラミジアにミノサイクリン

性行為は体と体を密着させるだけでなく、感染に対して脆弱な粘膜を互いに晒し合い、体液を接触させあう行為になります。そのため、性行為を通して感染症が広がってしまうということは珍しいことではなく、性行為感染症が世の中に広まるようになってきました。その対策を行っていくためにstd研究が古くから行われてきており、時代の経過によって増えてきている様々な性行為感染症の予防や治療を行うための対策が立てられてきています。std研究が進展することによってそれまでは知られていなかった感染経路が知られたり、性行為によって感染すると考えられていたにもかかわらず、実は別の主要な感染経路が見つかったりする場合もあります。また、医薬品の有効性などについても見直されることがあり、特に性行為感染症の治療においてstd研究がもたらしている恩恵は大きなものとなっています。テトラサイクリン系抗生物質に属するミノサイクリンは淋病、梅毒、性器クラミジアなどに対して有効性が高いとされて頻用されてきました。その他の菌種に対しても高い有効性を示すことから多くの領域で頻繁に処方されてきた結果、ミノサイクリンに耐性を示す菌が増えてきている現状があります。そのため、徐々にミノサイクリンは使われにくくなってきています。性器クラミジア治療においても用いられてきましたが、目に対する感染が知られるようになって点眼薬として別の医薬品も用いられるようになりました。トラコーマとして知られる目に対するクラミジア感染は性行為の最中にうっかり体液が目に入ったり、体液を触った手で目に触れて感染が広がることもあり、性行為感染症の一つとしても認識されるようになりつつあります。